2019年8月1日
8月1日生育巡回(穂揃期)
県内各地の「富富富」は、続々と、稲の穂が出る出穂期(しゅっすいき)を迎えており、早いところでは穂揃期(ほぞろいき)となっています。
この時期の葉色は、生育の重要な指標の1つとなるため、生育や水管理の状況を確認する巡回が行われました。
この日は、県東部の4カ所の田んぼを回りました。1か月ほど前は1㎝にも満たなかった幼穂が、茎から顔を出し、たくさん花を咲かせていました。
出穂後20日間は、田んぼに水を張る湛水管理(たんすいかんり)が重要です。水を切らさないようにしっかりと水管理を行っていきます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・出穂期以降20日間は湛水管理を徹底しましょう!
・農薬散布の際は、周辺住民への事前の周知と農薬の飛散防止を徹底しましょう!
2019年7月25日
7月25日生育情報(穂ばらみ期)
久々の青空の元、富富富はしっかり成長しています。
現在は穂ばらみ期、幼穂(ようすい)がぐんぐん大きくなっています。穂が出る日も近いですね!
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
・肥効調節型基肥栽培(一発肥料)では、原則、追加穂肥は必要ありません。ただし、幼穂形成期14日後の葉色が淡い場合は、出穂前に追加穂肥を施用しましょう。
詳細はこちら↓
2019年7月16日
7月16日生育情報(幼穂形成期②)
7月16日に行った生育調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈、幼齢、葉色は並み、茎数はやや多いという結果でした。
幼穂形成期(ようすいけいせいき)は、平均で前年より1日早い7月12日となりました。
今後、気温が平年並みに推移すると、出穂期(しゅっすいき)は、平均で8月2日頃と見込まれます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
・肥効調節型基肥栽培(一発肥料)では、原則、追加穂肥は必要ありません。ただし、幼穂形成期14日後の葉色が淡い場合は、追加穂肥を施用しましょう。
2019年7月9日
7月9日生育情報(幼穂形成期)
7月9日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈、幼齢、葉色は並み、茎数はやや多いという結果でした。
茎を剥いて見てみると、穂の赤ちゃんである“幼穂”(ようすい)が生まれているのが確認できました。幼穂が穂になるまでは、稲が一番水を必要とする時期です。田面が乾き過ぎないよう細心の注意を払って水管理に努めます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、①幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水、②幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
2019年7月2日
7月2日生育情報(無効分げつ期②)
7月2日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈・葉色は並み、茎数はやや多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
幼穂形成期は7月12日頃、出穂期は8月1日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。
いずれも昨年より1日早くなる見込みです。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、①幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水、②幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
・カメムシ類の発生量を少なくするため、畦畔の草刈りやほ場内の除草に努めましょう。
草刈り運動期間:7月1日~10日 一斉草刈り日:7月6日~7日
2019年6月25日
6月25日生育情報(無効分げつ期)
6月18日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数、葉齢、葉色は並みという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は4㎝程度短く、葉色はやや濃くなっています。
幼穂形成期は昨年より1日ほど早い7月12日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水を行い、適正な生育量に誘導しましょう。
・カメムシ類の発生量を少なくするため、畦畔の草刈りやほ場内の除草に努めましょう。
草刈り運動期間:7月1日~10日 一斉草刈り日:7月6日~7日
・分施栽培での穂肥は、1回目を幼穂形成期の7日後頃に窒素成分で0.75~1.0kg/10a、2回目を1回目の7日後に窒素成分で1.5kg/10aを基本とします。
6月25日生育状況と当面の管理のポイント(無効分げつ期~幼穂形成期)(PDF形式:550KB)
2019年6月18日
6月18日生育情報(有効分げつ終期)
6月18日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数は多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は3㎝程度短く、葉色はやや濃くなっています。
生育は少し早まっており、幼穂形成期は昨年より2日ほど早い7月11日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
葉色が濃く推移していることから、幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水を行い、適正な生育量に誘導しましょう。
6月18日生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ終期~幼穂形成期)(PDF形式:529KB)
2019年6月4日
6月4日生育情報(有効分げつ期②)
県内各地(18か所)で、毎週「富富富」の生育調査を行っています。
6月4日の調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈は同じくらい、茎の数はかなり多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は2㎝程度短くなっていました。“草丈が短い”という「富富富」の特徴が表れています。
(なかなか、見た目にはわからないですが・・・)
★「富富富」生産者の皆様へ★
・前年に比べて、生育が早く進み、茎数も急激に増加しています。
・溝を設置していないほ場では、溝堀を早急に行うとともに、中干しは田植後1か月までに遅れないように実施しましょう!
※「富富富」は、「コシヒカリ」等より葉色がやや濃いめに推移することから、遅れず・確実に中干しを行うことが重要です!
6月4日生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ~中干し)(PDF形式:342KB)
先々週の様子(左)と比べると、今週(右)は、茎の数が増え、田んぼが青々としてきました。
農林振興センターによる生育調査の様子です。この田んぼは、昨年も「富富富」を栽培していましたが、昨年に比べて、茎の数がしっかり確保されており、生育は順調です!
田んぼから水を抜いて、軽く田干しをしています。これから、排水を良くするために田んぼに溝を掘り、その後に“中干し”を行います。根の発達を促進し、稲の生育量を適正に保つため、遅れずに“中干し”をすることが重要です。
2019年5月28日
5月28日生育情報(有効分げつ期)
今年度、県内各地(18か所)で、「富富富」の栽培試験を行っています。
5月28日の1回目の生育調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数はかなり多く、葉齢が進んでいるという結果でした。
栽培試験を行っている田んぼには、写真のような看板が立っています。
“どんな調査を行っているか”や“稲の生育データ”をお知らせしていますので、皆さんに知っていただくとともに、「富富富」栽培管理の参考にしていただければ嬉しいです!
★「富富富」生産者の皆様へ★
・浅水管理により、分げつの発生を促しましょう!
・田植3週間後を目安に軽い田干しを行った後、田植4週間後までに溝掘りを行いましょう。
・中干しは田植後1か月までに遅れないよう確実に実施しましょう
※「富富富」は、「コシヒカリ」等より葉色がやや濃いめに推移することから、遅れず・確実に中干しを行うことが重要です!
生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ~中干し)(PDF形式:348KB)
2019年5月10日
令和元年産「富富富」の田植え
県内各地で、令和元年産の「富富富」の田植えが行われています。
今年度、栽培試験を行うところを巡回し、田植え直前の苗の様子や、田植え後の田んぼの管理方法を生産者も交えて確認しました。
「富富富」が田植えされた田んぼには、随時、看板が設置されています。
富山県内にお住いのみなさん、ぜひ、お近くの「富富富」を見つけて、生育を見守ってくださいね!
★「富富富」生産者の皆様へ★
・夜間もハウスの換気を行い、しっかりした苗に育てましょう!
・田植後3日間は深水管理で根の活着を、その後は浅水管理で分げつの発生を促しましょう!
当面の管理のポイント(育苗~田植え)(PDF形式:606KB)
水管理のポイント※栽培マニュアル抜粋(PDF形式:348KB)