富富富(ふふふ) – 富山の新しいお米

「富富富」生育日記

富山県内各地で栽培されている「富富富」。
生育の様子や生産者向けの栽培管理情報をお伝えします。


田植えから約2週間が経ちました。
水面に映る屋敷林もきれいな、美しい「富富富」のほ場の5月30日時点の様子です。
(砺波市ほ場にて撮影)
根の活着が進み、稲株がしっかりしてきましたね。
葉の色も少しずつ濃くなってきています。

すくすくと成長しているので、次の観測が楽しみですね!

★「富富富」生産者の皆様へ★
田植え後4週間までに中干しを確実に開始することが、美味しい「富富富」づくりのポイントです!
「富富富」は、「コシヒカリ」等より葉色がやや濃く、茎数が増えやすいことから、
浅水管理で分げつを促した後は、遅れず、確実に中干しを行いましょう!

生育状況と当面の管理のポイント(5月31日)
※4,5ページに「富富富」の情報が掲載されています。

 

県内各地で、「富富富」の田植えが進んでいます。

水の張った田んぼにある作業中の田植え機を見ると、
「今年もこの時期がやってきたぞ!」と、わくわくした気持ちになります。

今年も、美味しい「富富富」を消費者の皆さんにお届けできるよう、
県内各地のほ場で「富富富」の生育調査を行います。
その中の1つである砺波市のほ場で5月18日に田植えが行われました。

これから、生育の様子をこの富富富ホームページと富富富公式Instagram(@fufufu_toyama)でお知らせしてまいりますので、
是非定期的に見に来てくださいね♪

(田植え作業の様子)

 

砺波市のほ場は、9月18日に成熟期を迎えました。
春の田植えから生育の様子を見守っていただきありがとうございました!
また、担当の生産者さんのご協力に感謝いたします😊
直前の9月17日には、収量や品質を調査するため、「坪刈り(つぼがり)」※を行いました。
※ほ場の一部を、1坪単位で手作業により収穫

「富富富」は、生産者の皆さんによる収穫後、乾燥・籾摺りなどの作業を経て、農産物検査を受け、米卸などを通じて、販売されます。
9月27日(月)には、JA全農とやま主催の令和3年産「富富富」出荷式が行われ、本格的に新米が店頭に並びます。

「富富富」のパッケージについているシールを10点集めて応募すると、抽選で富山の美味しい特産品が当たるキャンペーンも実施します!ぜひ美味しい新米を味わってくださいね😀

 

ほ場全体の様子

ほ場全体の様子

坪刈りの様子。

坪刈りの様子。

砺波市のほ場では、8月6日の出穂期から28日経過し、稲が頭をたれ、籾も少しずつ色づいてきました。

このまま順調に登熟がすすめば、成熟期は9月18日頃の予定です。

美味しい新米までもう少しお待ちください!



砺波市のほ場は、811日に穂揃期(ほぞろいき、全体の8割程度が出穂する時期)を迎えました。

生育は、草丈は91㎝、茎数は17/株(409/㎡)、葉色は4.5と、この時期の目標値を達成しています。

また、穂をみるとかわいい花が咲いています。

出穂から20日間は湛水管理を行い、しっかり登熟するように管理しています。

出穂期より出穂している稲が多くなっています。

稲の花。午前中しか見られません。

生育調査の様子です。
県では、県内の実証ほを数日かけて巡回する、「穂揃期巡回」を行いました。

砺波市のほ場では86日に出穂期をむかえました。

ほ場の外から眺めても穂が出ている様子は分かりにくいですが、ほ場の中に入ると50%の茎から出穂しています。

これからは、開花・受粉・登熟の時期になりますので、しっかり水を入れて、きれいなお米になるように管理します。


★「富富富」生産者の皆様へ★
出穂後20日間は湛水管理を徹底しましょう。

ほ場全体の様子です。よーく見るとあちこちで出穂しています。

ほ場の中の穂の様子です。

7月20日の生育は、前回(7月13日)より草丈が9.3㎝伸びて73.0㎝、葉は0.7枚増えて葉齢は11.6葉となりました。茎数は1株当たり22.8本と少し減っています。
葉色は、やや濃かったため、生育を抑えるため間断かん水を行い、少し淡い4.2になりました。
幼穂形成期は7月17日で、今回は4㎜程度の幼穂が確認できました。出穂期(穂が出る時期)は8月7日頃の見込みです。

※幼穂が約2mmになったときを「幼穂形成期(ようすいけいせいき)」といいます。そこから20日ほどたつと、稲から穂が出る「出穂期(しゅっすいき)」を迎えます。

★「富富富」生産者の皆様へ★
出穂期までは、稲体の活力を維持するため飽水管理(足跡に水が残る程度の湿潤状態を維持)を行い、出穂後は20日間の湛水管理を徹底しましょう。
生育状況と当面の管理のポイント(7月20日)

ほ場全体の様子です。夏空に稲の緑が映えます。

幼穂(ようすい)の様子

稲株は元気に大きくなりました!

7月13日の生育は、前回(7月6日)より草丈が14.3㎝伸びて63.7㎝、葉は0.6枚増えて葉齢は10.9葉となりました。茎数は1株当たり24.7本と少し減り始めました。葉色は少し濃くなり4.4になりました。

茎を剥いてみると、節が伸び始め、0.5㎜程度の幼穂が確認できました。
幼穂形成期(幼穂が2mm程度の時期)は7月17日の見込みです。幼穂形成期頃の葉色・茎数は生育を判断する重要な指標となります。

★「富富富」生産者の皆様へ★
幼穂形成期以降は、稲体の活力を維持するため飽水管理(足跡に水が残る程度の湿潤状態を維持)を行いましょう。
生育状況と当面の管理のポイント(7月13日)

ほ場全体の様子です。条間が覆われ、一面の緑がきれいです。

幼穂(ようすい)の様子

地区の「富富富」ブランド化推進協議会から、栽培管理についての情報を示しています。

7月6日の生育は、前回(6月29日)より草丈が13㎝伸びて49.4㎝、葉は1.1枚増えて葉齢は10.3葉となりました。茎数は1株当たり26.2本、葉色も前回と同じ4.3です。

「中干し」が完了し、田んぼの中を歩いても足が沈まなくなりました。稲の茎を剥いてみると、節が少し上がり、小さな穂の赤ちゃん(幼穂、ようすい)が見え始めてきました!

また、稲を加害するカメムシの発生を抑えるため、畦畔の草刈りが行われました。
(田んぼのまわりに生える雑草の「穂」がえさとなるため、地域で一斉に草刈りを行い、稲のまわりにカメムシが集まらないようにします)

★「富富富」生産者の皆様へ★
中干しが完了したほ場は、幼穂形成期まで落水期間が長めの間断かん水を行い、幼穂形成期のSPAD値35(群落葉色4.0程度)に誘導しましょう。
生育状況と当面の管理のポイント(7月6日)

ほ場全体の様子です。緑色が鮮やかです。

幼穂(ようすい)が確認できました!

畦畔の草もすっきり!

6月29日の生育は、前回(6月22日)より草丈が7㎝程度伸びて36.4㎝、葉は1枚増えて葉齢は9.2葉になりました。
茎数は1株当たり25.0本と一週間前の1.5倍に増加しました!
稲体や根を健全にするため、田んぼを干す「中干し」を継続中です。

★「富富富」生産者の皆様へ★
中干しが完了したほ場は、幼穂形成期まで落水期間が長めの間断かん水を行い、幼穂形成期のSPAD値35(群落葉色4.0程度)に誘導しましょう。
生育状況と当面の管理のポイント(6月29日)

ほ場全体の様子です。中干し継続中!

茎数が増加し、稲株がしっかりしてきました。

中干しにより葉色は淡くなっています。今回は、「4.3」でした。