2019年の記事
2019年9月27日
生産者よりメッセージ
10月3日の販売開始まであと1週間! (富山県外は10月10日から販売開始)
今年、田植え直後から収穫まで、生育状況をお伝えしてきた、富山市水橋の栽培試験田。
生産者の 林 義則 さんに、インタビューに答えていただきました。
―新品種「富富富」が誕生したときの気持ちを教えてください。
「富富富」のことを知ったのは、 平成30年産の生産者募集(平成29年秋頃)のとき。
新しい品種が出るというので、ぜひ取り組んでみたいと思った。(従来の品種とは違って、)作るのに申請がいるとか、農薬の(成分回数の)制限があったり、どうなるわからない部分もあったが、やってみるしかない!と思いで取り組んだ。
―「富富富」を栽培する中で、苦労したこと、楽しかったことはありますか?
苦労というわけでもないけど・・・、他の品種と混ざらないようにはすごく気を使う。刈取りの順番が、「コシヒカリ」を刈って「富富富」を刈って、また「コシヒカリ」となったときは、コンバインの掃除が大変やね。
楽しいのは、たくさん穫れたとき。自分で作った米を刈り取るとき、稔るまで大変だったけど、収量がありそうだなと感じるとき。
―他の品種との違いを感じるの部分はありますか?
草丈が短くて倒れにくいのは、楽やね。食べた感じは、冷めてもおいしいというのは感じるし、他の人も言うとるね。
―栽培するうえで、心がけていること、注意していることはありますか?
「富富富」に関しては、農薬の成分回数であったり、栽培マニュアルを守ること。安全・安心というのは、どの品種も同じく意識している。
―「富富富」に合う、おすすめのおかずは何でしょう?
何でも合うんじゃないかな。富山は魚がおいしいから、刺身とか魚が良いかもね。
―最後に、消費者の皆さんへメッセージをお願いします。
みなさんに、「富富富」をたくさん食べてもらって、これからも「富富富」をたくさん作っていきたいと思います。
林さん、ありがとうございました!
みなさま、生産者が一生懸命育てた「富富富」、たくさん食べてくださいね。
販売開始まで楽しみにお待ちください!
2019年9月6日
9月6日生育情報(収穫)
県内各地で、「富富富」の収穫が進んでいます。
田植え直後から生育状況をお伝えしてきた富山市水橋の栽培試験田でも、収穫作業が行われました。
収穫後の「富富富」は、
①乾燥 : 籾(もみ)を乾かす
② 籾摺り(もみすり):籾殻を取り除き玄米にする
③ 調製:ふるいにかけ、未熟な粒を選別する
④ 品質検査
⑤ 搗精(とうせい):玄米から白米に仕上げる
といった過程を経て、皆様のもとへ届きます。
10月3日の販売開始まで1か月を切りました。
(富山県外は10月10日から販売開始)
美味しい「富富富」のお届けまで、楽しみにお待ちください!
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・籾の黄化が進んだものから遅れずに刈取りを開始し、胴割米の発生を防止しましょう。
・未熟粒等の混入を防ぐため、1.9mm の篩目を使用するとともに、色彩選別機を整備している地域では、積極的に活用しましょう。
2019年9月4日
9月4日生育情報(登熟期②)
「富富富」の穂は先週よりさらに色づき、いよいよ収穫間近となりました!
収穫は、適期を見極めて行うことがとても重要です。早く刈りすぎると、未熟粒の混入や収量低下の原因となります。一方で、刈り遅れてしまうと、胴割米(お米にひびが入る)等が増加し、品質や食味が低下してしまいます。
「富富富」は、籾全体の80~85%が黄色くなった時期が刈取適期であることから、現地実証ほの巡回を通じて、県内生産者に適期収穫を呼びかけているところです。
美味しいお米となるまで、「富富富」を引き続き見守ってください。
生産者の皆さま方には、品質が良く美味しい「富富富」の総仕上げに向け、刈り取り直前までの水管理、適期収穫をよろしくお願いいたします。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・刈取り5~7 日前まで間断かん水を行い、稲体の活力維持に努めましょう。
・籾の黄化が進んだものから遅れずに刈取りを開始し、胴割米の発生を防止しましょう。
・未熟粒等の混入を防ぐため、1.9mm の篩目を使用するとともに、色彩選別機を整備している地域では、積極的に活用を図りましょう。
詳細はこちら↓
9月4日登熟状況と当面の管理のポイント(PDF形式:376KB)
2019年8月29日
8月29日生育巡回(登熟期)
「富富富」の成熟が進み、先週よりも多くの稲が穂をたらしています。穂が出た直後は緑色でしたが、今は黄色に近づいており、太陽の光に照らされると黄金色に輝いて見えるようになりました。
約2週間後には成熟期を迎え、収穫できる頃合いになります。待ち遠しいですね!
収穫へ着実に近づいている「富富富」を引き続き見守ってください。
#富富富
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・刈取り5~7 日前まで間断かん水を行い、稲体の活力維持に努めましょう。
・籾の黄化が進んだものから遅れずに刈取りを開始し、胴割米の発生を防止しましょう。
・未熟粒等の混入を防ぐため、1.9mm の篩目を使用するとともに、色彩選別機を整備している地域では、積極的に活用を図りましょう。
2019年8月1日
8月1日生育巡回(穂揃期)
県内各地の「富富富」は、続々と、稲の穂が出る出穂期(しゅっすいき)を迎えており、早いところでは穂揃期(ほぞろいき)となっています。
この時期の葉色は、生育の重要な指標の1つとなるため、生育や水管理の状況を確認する巡回が行われました。
この日は、県東部の4カ所の田んぼを回りました。1か月ほど前は1㎝にも満たなかった幼穂が、茎から顔を出し、たくさん花を咲かせていました。
出穂後20日間は、田んぼに水を張る湛水管理(たんすいかんり)が重要です。水を切らさないようにしっかりと水管理を行っていきます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・出穂期以降20日間は湛水管理を徹底しましょう!
・農薬散布の際は、周辺住民への事前の周知と農薬の飛散防止を徹底しましょう!
2019年7月25日
7月25日生育情報(穂ばらみ期)
久々の青空の元、富富富はしっかり成長しています。
現在は穂ばらみ期、幼穂(ようすい)がぐんぐん大きくなっています。穂が出る日も近いですね!
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
・肥効調節型基肥栽培(一発肥料)では、原則、追加穂肥は必要ありません。ただし、幼穂形成期14日後の葉色が淡い場合は、出穂前に追加穂肥を施用しましょう。
詳細はこちら↓
2019年7月16日
7月16日生育情報(幼穂形成期②)
7月16日に行った生育調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈、幼齢、葉色は並み、茎数はやや多いという結果でした。
幼穂形成期(ようすいけいせいき)は、平均で前年より1日早い7月12日となりました。
今後、気温が平年並みに推移すると、出穂期(しゅっすいき)は、平均で8月2日頃と見込まれます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
・肥効調節型基肥栽培(一発肥料)では、原則、追加穂肥は必要ありません。ただし、幼穂形成期14日後の葉色が淡い場合は、追加穂肥を施用しましょう。
2019年7月9日
7月9日生育情報(幼穂形成期)
7月9日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈、幼齢、葉色は並み、茎数はやや多いという結果でした。
茎を剥いて見てみると、穂の赤ちゃんである“幼穂”(ようすい)が生まれているのが確認できました。幼穂が穂になるまでは、稲が一番水を必要とする時期です。田面が乾き過ぎないよう細心の注意を払って水管理に努めます。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、①幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水、②幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
※栽培マニュアルでは「飽水管理」と書かれていますが、本年は、葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期~出穂期も間断かん水としましょう。
2019年7月2日
7月2日生育情報(無効分げつ期②)
7月2日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈・葉色は並み、茎数はやや多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
幼穂形成期は7月12日頃、出穂期は8月1日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。
いずれも昨年より1日早くなる見込みです。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・茎数が多く葉色が濃いほ場が多いことから、①幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水、②幼穂形成期から出穂期までは間断かん水を行いましょう。
・カメムシ類の発生量を少なくするため、畦畔の草刈りやほ場内の除草に努めましょう。
草刈り運動期間:7月1日~10日 一斉草刈り日:7月6日~7日
2019年6月25日
6月25日生育情報(無効分げつ期)
6月18日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数、葉齢、葉色は並みという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は4㎝程度短く、葉色はやや濃くなっています。
幼穂形成期は昨年より1日ほど早い7月12日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。
★「富富富」登録生産者の皆様へ★
・葉色が濃いほ場が多いことから、幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水を行い、適正な生育量に誘導しましょう。
・カメムシ類の発生量を少なくするため、畦畔の草刈りやほ場内の除草に努めましょう。
草刈り運動期間:7月1日~10日 一斉草刈り日:7月6日~7日
・分施栽培での穂肥は、1回目を幼穂形成期の7日後頃に窒素成分で0.75~1.0kg/10a、2回目を1回目の7日後に窒素成分で1.5kg/10aを基本とします。
6月25日生育状況と当面の管理のポイント(無効分げつ期~幼穂形成期)(PDF形式:550KB)