富富富(ふふふ) – 富山の新しいお米

「富富富」生育日記

富山県内各地で栽培されている「富富富」。
生育の様子や生産者向けの栽培管理情報をお伝えします。

2019年の記事

6月18日に行った生育調査(県内18か所)では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数は多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は3㎝程度短く、葉色はやや濃くなっています。
生育は少し早まっており、幼穂形成期は昨年より2日ほど早い7月11日頃と見込まれます(平均の田植え日:5月13日)。

★「富富富」登録生産者の皆様へ★
葉色が濃く推移していることから、幼穂形成期までは落水期間が長めの間断かん水を行い、適正な生育量に誘導しましょう。

6月18日生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ終期~幼穂形成期)(PDF形式:529KB)

 

富山市水橋中馬場の栽培試験田の様子です。

中干しを行い根の健全化を図るとともに、生育が過剰にならないように管理しています。
また、ほ場の中を見ると、水はけを良くするための溝がしっかり掘られています。

カエルちゃんも「富富富」の生育を見守っています。

入善町東五十里の栽培試験田の様子です。後方には海と風車が見えます。
茎数がしっかり確保され、生育は順調です。

県内各地(18か所)で、毎週「富富富」の生育調査を行っています。
6月4日の調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈は同じくらい、茎の数はかなり多く、葉齢はやや進んでいるという結果でした。
「コシヒカリ」と比べると、草丈は2㎝程度短くなっていました。“草丈が短い”という「富富富」の特徴が表れています。
(なかなか、見た目にはわからないですが・・・)

★「富富富」生産者の皆様へ★
・前年に比べて、生育が早く進み、茎数も急激に増加しています。
・溝を設置していないほ場では、溝堀を早急に行うとともに、中干しは田植後1か月までに遅れないように実施しましょう!
 ※「富富富」は、「コシヒカリ」等より葉色がやや濃いめに推移することから、遅れず・確実に中干しを行うことが重要です!


6月4日生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ~中干し)(PDF形式:342KB)

富山市水橋中馬場の栽培試験田の様子(6月4日)です。

 

先々週の様子(左)と比べると、今週(右)は、茎の数が増え、田んぼが青々としてきました。

農林振興センターによる生育調査の様子です。この田んぼは、昨年も「富富富」を栽培していましたが、昨年に比べて、茎の数がしっかり確保されており、生育は順調です!

田んぼから水を抜いて、軽く田干しをしています。これから、排水を良くするために田んぼに溝を掘り、その後に“中干し”を行います。根の発達を促進し、稲の生育量を適正に保つため、遅れずに“中干し”をすることが重要です。

今年度、県内各地(18か所)で、「富富富」の栽培試験を行っています。
5月28日の1回目の生育調査では、昨年の同じ時期に比べ、草丈はやや長く、茎の数はかなり多く、葉齢が進んでいるという結果でした。

栽培試験を行っている田んぼには、写真のような看板が立っています。
“どんな調査を行っているか”や“稲の生育データ”をお知らせしていますので、皆さんに知っていただくとともに、「富富富」栽培管理の参考にしていただければ嬉しいです!

★「富富富」生産者の皆様へ★
・浅水管理により、分げつの発生を促しましょう!
・田植3週間後を目安に軽い田干しを行った後、田植4週間後までに溝掘りを行いましょう。
・中干しは田植後1か月までに遅れないよう確実に実施しましょう
 ※「富富富」は、「コシヒカリ」等より葉色がやや濃いめに推移することから、遅れず・確実に中干しを行うことが重要です!

生育状況と当面の管理のポイント(有効分げつ~中干し)(PDF形式:348KB)

 

富山市水橋中馬場の栽培試験田の様子

県内各地で、令和元年産の「富富富」の田植えが行われています。

今年度、栽培試験を行うところを巡回し、田植え直前の苗の様子や、田植え後の田んぼの管理方法を生産者も交えて確認しました。

「富富富」が田植えされた田んぼには、随時、看板が設置されています。
富山県内にお住いのみなさん、ぜひ、お近くの「富富富」を見つけて、生育を見守ってくださいね!

 

★「富富富」生産者の皆様へ★
・夜間もハウスの換気を行い、しっかりした苗に育てましょう!
・田植後3日間は深水管理で根の活着を、その後は浅水管理で分げつの発生を促しましょう!

当面の管理のポイント(育苗~田植え)(PDF形式:606KB)
水管理のポイント※栽培マニュアル抜粋(PDF形式:348KB)

「富富富」を栽培している目印の看板

田植え5日後の田んぼ(早植え栽培試験)。好天に恵まれ順調に生育しています。

田植え翌日の田んぼ。3日間ほどは、たっぷり水を入れて苗が根付くまで守ります。

ハウスの積極的な換気など、田植えまでの管理を生産者と確認しました。

いよいよ、春の農作業が本格的にスタートし、各地で苗づくりが始まっています。
今年も、「富富富」が成長する様子を“生育日記”として、ここでお伝えしていきます。

苗の生育状況を確認し、適切な管理を呼びかける「育苗巡回」が行われました。
今回訪れたハウスの苗は、いずれも順調に生育し、5月の田植えに向けてすくすくと育っています。

この小さな苗が、秋にお米となって皆様のもとに“ほほえむうまさ”をお届けします。


★「富富富」生産者の皆様へ★
気温の変化が大きい日が続いていますので、ハウスの温度管理や水管理などに留意し、丈夫な苗に仕上げましょう。

 

当面の管理のポイント(育苗~田植え)(PDF形式:606KB)

▲「富富富」の苗

▲育苗ハウス内にたくさん並んだ苗箱

▲苗の長さなどを測定し、生育状況を確認します。

▲ハウス内が暑くなりすぎないよう、温度管理が重要です。

▲同じ日に種まきをした「富富富」(左)と「コシヒカリ」(右)