富富富(ふふふ) – 富山の新しいお米

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平成30年のデビューを前に、今年度実証栽培を行い、この秋収穫された富山米新品種「富富富」について、
知事出席のもと、県議会議員、農業関係者を集めた新米試食会が、富山県民会館で開催されました。

 

会場では「とやま食の王国大使ふふふ」の草島しおりさんから、出席者の皆様へ炊きたての「富富富」が配膳されました。

この日試食したお米は、9月13日に知事自らがコンバインに乗って収穫を行った魚津市内実証ほ場の「富富富」。
報道陣に感想を尋ねられ石井知事は、「これは確かに美味しい。旨みと甘みがあって香りも良い。思わずふふふという
気持ちになった。」と笑顔で語りました。

また、春の田植えから「富富富」を取材していただいた報道関係者の皆様方にも、新米の「富富富」を試食していただきました。


今年、県内23カ所で実証栽培された「富富富」は9月21日に収穫が終了。10月7日(土)に富山市のグランドプラザで開催される
限定販売記念イベントを皮切りに、県アンテナショップや各種イベントで、試食や限定販売を開始します。
皆さんも是非、新米の「富富富」を味わってみて下さい!

【出席者】写真左から、鍋嶋会長(県農業会議)、瘧師委員長(県議会農林水産委員会)、高野議員(県議会)、稗苗議長(県議会)、草島大使、石井知事、伊藤会長(県JA中央会)、細田会長(JA全農富山県本部運営委員会)、芝田県農林水産部長

このたび、富山米新品種「富富富」をはじめ「食のとやまブランド」をPRしていただく、とやま食の王国大使ふふふ3名のタスキ交付式が、富山県庁知事室で行われました。

応募総数27名の中から書類や面接での審査を通過し、大使に選ばれたのは、
草島 しおり(くさじま しおり)さん、上樂 栞(じょうらく しおり)さん、前田 まどか(まえだ まどか)さんの3名です。

石井知事から今後のPR活動に使用するタスキと、賞品の目録(旅行券5万円分、富富富を含む富山米60kg)が手渡され、激励を受けました。

知事と一緒に記念撮影(左から前田さん、上樂さん、石井知事、草島さん)

大使就任直後、初めてのマスコミ囲み取材にも落ち着いて対応

 

今後は、10月7日の富山米新品種「富富富」限定販売イベント(グランドプラザ、富山市)をはじめとして、約1年間、県内外で食のとやまブランドに関するPRを行います。みなさんも応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

2017年9月13日

「富富富」初収穫!

平成30年秋にデビューする富山米新品種「富富富」の収穫作業が、9月13日から県内各地の実証ほ場で始まり、魚津市大海寺野の農事組合法人NAセンター(代表理事 馬場均さん)が管理する実証ほ場では、石井知事が収穫作業を体験しました。

  

県担当者から生育状況の説明。「富富富」は地際から穂の付け根までの長さが63㎝と、コシヒカリに比べておよそ25㎝短いため、雨や風で倒伏することなく、順調に生育しました。

馬場代表理事からコンバイン操作の説明を受け、収穫作業を体験する石井知事。

 

収穫した「富富富」を持つ稗苗県議会議長、石井知事、馬場代表理事、村椿魚津市長、高野県議ら関係者。

収穫作業を終え石井知事は、「多くの皆さんとスクラムを組んで育ててきた新品種なので、大きく羽ばたけるように頑張っていきたい。」と語りました。
また、実証栽培に取り組んだ(農)NAセンターの馬場代表理事は、「草丈が短いため、収穫作業がしやすかった。
来年も積極的にトライしていきたい」と評価しました。

 

収穫した富富富については今後、収量や品質、食味などの調査・分析を行い、平成30年のデビューに向けて良食味かつ高品質な栽培技術の確立に活かします。

また、収穫された富富富の一部は、10月以降、県のアンテナショップや各種イベントで限定販売を行います。
販売や試食に関する詳しい情報については、HPで随時掲載していきますので、ぜひご確認ください。


 

おいしいお米づくりの基本は、高品質な種子生産から始まります。
8月17日、早朝から平成30年産用の「富富富」種子をつくる水田において、ほ場審査が行われました。

種子審査員と種子生産者が集合し、綿密な打ち合わせを行ったあと、審査のために各ほ場へ移動しました。

種子審査員と生産者がほ場に入り、目を凝らして異品種株、雑草、病害などがないか調査します。

小さな異変も見逃しません。すぐに抜き取ります。

種子生産者はこの審査以外にも、何回もほ場に入ってチェックします。

種子ほ場には品種名、生産者名、田植え月日等が記載された立札の設置が義務付けられており、
生産者一人ひとりが責任をもって「種もみ」をつくっています。

朝露に濡れ、太陽の強い日差しで汗を流しながらも、審査は続きました。

富山県は、古くから質の良い「種もみ」産地として全国的に評価されおり、県外出荷数量は日本一です。
このような真摯な米づくりへの姿勢によって、富山の「種もみ」の品質が保たれているのです。

 

8月8日(火)、平成29年度第2回富山米新品種戦略推進会議が開催されました。
この日はまず、委員の方々に富山市婦中町のほ場を視察していただきました。

台風5号の影響により強い雨風の中での視察となりましたが、「富富富」は風に倒れることなく、力強く育っていました。

 

コシヒカリと並べてみると、「富富富」は草丈が短く、倒伏に強いことがわかります。
視察終了後は、富山県会館へ移動し、戦略推進会議が行われました。

 

会議では、「富富富」のブランド化に向けた今後の取組方針や、平成29年度のPR・限定販売計画について、様々な意見交換が行われました。
県では「富富富」の平成30年秋デビューに向けて、当推進会議での検討をもとにしながら、生産・販売戦略などについて引き続き、策定を進めていきます。

県の農業研究所、広域普及指導センター及び関係課で構成される「富富富」栽培技術確立チームでは、
8月3日(木)と4日(金)の2日間にわたって、「富富富」実証ほの巡回を行いました。

今回は県内23カ所に設置された実証ほをまわって、生育調査をおこなうとともに、
穂がどれくらい出揃っているのかを確認していきます。


氷見市実証ほの様子です。概ね穂が出揃っているのがわかります。

 


こちらは、富山市山田村の実証ほです。

 

巡回の結果、「富富富」実証ほの出穂期(田んぼの半分くらいの穂が出た時期)は平均で8月3日であり、
収穫期は9月中旬頃となる見込みです。
栽培技術確立チームでは、高品質で良食味な栽培体系の確立に向けて、9月上旬にも成熟状況の確認を行う予定です。

限定販売や試食会のご案内や、「富富富」の生育記録、PR活動などの最新情報をお知らせします。

7月17日(月)、「富富富」の一般向け試食会が富山市のCiCビルで開催されました。

富富富の名前にちなんで先着222名が、富富富とコシヒカリを食べ比べました。

試食後のアンケートでは、「自然な甘みがあって美味しかった」、「はじめあっさりで、後から旨みがくる」などの感想が寄せられました。

7月に入り暑い日が続いていますが、稲にとっては穂の原形である幼穂ができ始める大切な時期です。
この日は、南砺市高宮の「富富富」実証ほにおいて、穂肥を適正に実施するための生育確認巡回を行いました。

生育確認巡回

穂肥とは、充実した籾の数を確保するために、穂ができ始める頃に施す肥料のことです。
草丈や茎の数、葉色などを調査することで生育状況を把握します。

生育確認巡回

また、穂の原形である幼穂の大きさから、穂が出る時期(出穂期)を予想することできます。

生育確認巡回

これらの情報をもとに、穂肥の量や施用時期を判断し、生産者に適正管理を呼びかけました。
栽培技術確立チームでは引き続き、実証ほの巡回を行い、おいしい「富富富」の生産を支援していきます。

生育確認巡回

田植え後6週間です。コシヒカリに比べ、草丈で約5cm短く、太い茎が確保されています。根量も多いですね。