富富富(ふふふ) – 富山の新しいお米

「富富富」生育日記

7月7日生育情報・7月9日幼穂形成期巡回

県内各地(12か所)で、毎週「富富富」の生育調査を行っています。
7月7日に行った生育調査では、近年に比べて、草丈・葉色は同程度、茎の数はやや少なく、葉齢は進んでいるという結果でした。

立山町浅生のほ場です。右側、5月14日に田植えした田んぼも幼穂形成期(ようすいけいせいき)を迎えました。※左は、早植え(4月29日)の実証

 

幼穂形成期の生育は今後の管理の指標となる重要な時期であり、各地域の「富富富」ブランド化推進協議会で、現地研修会が行われています。

7月8日、JAアルプス(立山町管内)の現地研修会の様子です。JA職員により、生育の状況や今後の水管理・施肥量などを説明し、「富富富」生産者で共有しました。

 

7月9日には、県と関係機関で県東部の実証試験田の巡回を行いました。
田植え時期による生育の進みの違いや、試験肥料の効果などを確認し、ほ場担当者と今後の管理について検討しました。
どの田んぼも足跡深さが3cmほどと、田面が固くなっており、今年、重点的に指導してきた「早目・確実な中干し」を適切に行われていたと思います。

 

「富富富」栽培のしるしとなる看板です。

茎をむいて、幼穂(ようすい)の長さを調べます。

豊作を願って・・・

 

 

★「富富富」生産者の皆様へ★

・幼穂形成期以降は、稲体の活力を維持するため飽水管理(足跡に水が残る程度)を行いましょう。
・分施栽培の場合、1回目の穂肥は幼穂形成期の7日後頃に窒素成分で0.75~1.0kg/10a、2回目は1回目の7日後に窒素成分で1.5kg/10a を基本とし、生育により減肥しましょう。

7月7日生育状況と当面の管理のポイント(PDF形式:346KB)