富富富(ふふふ) – 富山の新しいお米

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「富富富」生産推進大会が開催されました

令和3年産の作付けを前に、関係機関が一体となって、栽培技術の徹底やブランド確立に取り組むことを目的に、富山県民会館で「富富富」生産推進大会が開催され、登録生産者やJA、市町村関係者など約200名が参加しました。
(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者へのライブ配信を実施し、会場参加者を例年の約半数としました)
 

参加者による「ガンバロー!」

 

はじめに、富山県農林水産部・堀口部長、JA富山中央会・伊藤会長から「米の需給が緩和しており、高品質で良食味な米づくりが一層求められる」、「富富富ブランド育成のため、心を一つにして進めていきたい」とあいさつがありました。

次に、登録生産者を代表して、JAアルプス「富富富」ブランド化推進協議会の福井会長に、伊藤「富富富」戦略推進会議委員長から登録証が交付されました。
(他の生産者への登録証は、各地域協議会を通じて配布されます)

生産者登録証の交付

 

講演では、まず、県農産食品課から令和3年産の生産者募集状況について、応募のあった655経営体(1,400ha)全てが生産者登録されたこと等の報告がありました。

続いて、令和3年からの新しい「生産・販売・PR戦略(案)」について、将来的に中生の大宗を占める品種とすることや、県産コシヒカリと同等以上でかつ買い求めやすい価格帯を追求していくことが説明されました。令和3年産から生産者による直接販売も始まります。品質評価を確立するため、直接販売の際も「流通基準」の徹底が重要であることが改めて周知されました。

次に、全農とやまから令和2年産「富富富」の販売状況について説明がありました。取扱数量は6,625トンで、販売先は県内が30%、県外70%、用途は家庭消費用が最も多いですが、コンビニの高価格帯おにぎりに使用されるなど、業務用の販路拡大にも取り組んでいます。
※販売先は、米卸の事業所所在地別の割合
さらなる販売拡大に向け、「高品質で良食味かつ均質な生産をお願いしたい」との呼びかけもありました。

「富富富」の取組み事例については、4名の生産者から、栽培管理の工夫やこれからの目標などを発表いただきました。

▲(新川地区)かがやき営農組合 高橋 博信 氏  「未来の見える農業」「他県との産地間競争」を意識し、私たち生産者の手で「富富富」をブランド米として育てましょう!

(富山地区)福井 哲三 氏 (JAアルプス「富富富」ブランド化推進協議会長)
「おいしい」と言われることがやりがい。「富富富」で、もっと消費者とのつながりを作っていきたい。

(高岡地区)本田 外治 氏
もっと多くの人が栽培に取り組み、おいしい「富富富」をたくさんの人に食べてもらえるように、皆さんともに頑張りましょう。

(砺波地区)(有)カントリー岩屋 岩﨑 修 氏
 皆で、品質・食味の良い「富富富」をつくり、県民の口コミで全国に広がることを願う。

 

令和3年産向け栽培マニュアルについては、県広域普及指導センターから、新たに記載された「密苗」に取り組む際の留意点等の説明がありました。また、栽培マニュアルの遵守を徹底し、高品質で美味しく安全安心な「富富富」生産に取り組むことが重要とあらためて呼びかけられました。

「富富富」ブランド化に向けた大会宣言では、登録生産者を代表して、「富富富」戦略推進会議委員でもある、県農業法人協会・橋本会長が、“1人1人が自覚と誇りをもって「富富富」の生産とブランド化に取り組む”ことを宣言しました。

大会宣言


令和3年産も、県内外の皆様により美味しい「富富富」をお届けするよう努めてまいりますので、引き続き応援、どうぞよろしくお願いします。